カルマを味わう日々にも学ぶべきことがあります
人は「カルマ」というと何かしら圧迫感があり、そこから逃れたくなるような気持ちになるかも知れませんが、人がこの世で生きるうえで、自分が先祖から頂いてきた因縁や容姿、知性、文化などの中に、その人を輝かせるものが必ずあります。
それを享受して、人は時々幸福感を味わったり出来るものだと思います。
生きる上で、修行をすべきだと自分を追い詰めたりせず、問題が生じて、それから逃れるのが大変であると思う時にはじめて、「人生は修行の連続なのだ」と理解することで、次の段階に移るような道のりでも、行動を起こすための推進力を持つことが出来るでしょう。
色々な書物を読んだり人から聞いたりして、自分に迫りくるかも知れない未来に身構えたりすることは、やはり自分を追い詰めてしまうことになりかねませんので、休日などを利用して、心身の疲れを取ることができれば良いですね。
ただ人生を生きる上で、その人の考え方や振る舞いが、次世代の人生に何かしらの影響を与えてしまうかも知れないことは、心の何処かに残したままにしておく事が、望ましいのではないでしょうか。
何故なら、その人の生き方によって新しく生じたカルマは、次の世代またその次の世代と、引き継がれていくこともあり得るからです。
自分自身で明らかに、「この振る舞いは絶対違うな」と分かった時点で、考え直そうとする事でも良いのかと思います。
一生懸命生きる事はとても素敵だと思えますが、そのような日々ばかりでなく、心穏やかな、何にも考えずやり過ごす日々があっても良いかと思います。
どのように生きようと、この世に生まれた一個の人間として、本来自分自身の思うように生きて良いはずです。
しかしその中にも、法を守る努力をするとか、他人に対して、優しい気持ちになれるような何かを身につけるとか、そのような「努力」が人々の心にあったなら、他の人にとっても自分にとっても、住みやすい社会が形になっていくのではないかと思えて来ます。
画像はあけびつる教室の、先生のお庭のチューリップです。
今年はネズミ被害のため、チューリップの数が減ってしまったそうです。
それはネズミ駆除の薬を使うと、そのネズミを食べた猫が死んでしまうので、そのままにしていらしたからだそうです。
そのご配慮に、とても感銘を受けました。
生き残ったチューリップは、「優しさ」の中で春の風に揺れていました。
今日のフィーリングは、堤智恵子さんの「Sunday’s Dream サンデイズ ドゥリーム」、川井憲次氏の「千年彗星 せんねんすいせい(WOWOWオリジナルアニメ 火狩りの王 オリジナルサウンドトラックより)」、葉加瀬太郎氏の「タイムメッセンジャー」かな