空(くう)を知る道では いつの日か心穏やかになれそうです

龍は水に関わる聖獣ですし、白虎や朱雀、玄武や麒麟(きりん)のような聖獣は、人々に幸せをもたらし、崇拝される想像上の動物であり、神や仏もまたこの世の中で、普通に肉眼で見ることのできる存在とは少し違います。
聖なるものとされる方々と、また恐らく悪魔の部類に対してもそうだと思いますが、人の心が「あるチャンネル」にチュ-ニング出来た状態の時に、その姿を捉える事ができるものなのでしょう。
特別な世界観を持っていて、普段から鋭い感覚を持っている方は沢山いらっしゃるでしょうから、その様な方々が同じようなものを見て、同じ様な形状を述べて来た結果、龍なり麒麟なりの形が決定されることでこの世に現れ、人々の心に描かれてきたのかと思います。
その「特別な世界」を捉えた状態のときには、「これは聖なるものか邪なるものか」をはっきり理解できるかと思いますが、聖なるものも邪なるものも、感覚を研ぎ澄ます事が出来ないと、それを判定することが出来ないということは、その2つは同次元の世界に存在していて、「そのような世界のものがあるのだ」ということと、一切関わりなく暮らしていらっしゃる方々には、聖邪の区別に対して、確信というものは無いかも知れません。
ある有名な神社の奥の間に、通されたことが有りました。
その時空気がピリピリしているように痛く、何かが張り詰めているようで、私の身体にもそれが伝わり、自らの魂が「無罪放免」と「処刑台」の間で震えているような、「生か死か」の緊張感とでも申しましょうか、命乞いをするか、座して死を待つかに揺れる自分は小さくて、取るに足らない存在に過ぎないものの様に感じました。
この様な経験は、この人生で三度有りましたが、そのどれにも自分のことで、命乞いをしたことはありませんでした。
ただひとつ、家族のことを想う時だけが、自分をひどく気弱にさせました。
人は1人では生きられないものですが、自分が本当に1人だと認識したとき、多くの人は、生きる意味を失ってしまうかも知れません。
家族や自分以外の「大切な存在」を想うと、自分の命が簡単には捨てられないものになるのだと思います。
そしてその中に、本当にこの世で生きる意味を、人は見出します。
お釈迦様が出家なさる時に子息が生まれ、その子には「ラ-フラ (羅睺羅 らごら)」と命名なさったそうですが、ラ−フラとは障壁や足かせのような意味があるそうです。
何も考えないで悟りを開く道を進みたい時、世俗と繋がらなくてはならない現実を、疎ましくさえ思ったとしても、それが人生にとって、最も大切な心が繋がれるべき場面なのだと思えます。
何故なら人は、事を起こす時、何の障壁もなく進んで行けたなら、例えばそれは素晴らしい利益を得るかも知れませんが、心の中に人の痛みや苦しみ、また歓びを焼き付けることが出来るでしょうか。
その様な難題が焼き付いていない心で、その人はどんな聖なるものの真実の姿を、また邪なるどんな恐るべき姿を、観ることが出来るでしょうか。
「今日はどうやって節約しよう」とか「どうやってこの病を乗り切ろうとか」、「心の合わない人とどうやって対面して行こうか」など、正に私達の日常にある、時には泥にまみれるような感覚の日々の中にこそ、命をしっかり繋げていける道が存在しているのかも知れません。
例えば「あの人がこう思っているから」とか、「こうすれば人にどう思われるか」などと気を遣いながら、生霊や人の魂の叫びが、自分の人生を良くない方へ引きずり回す様な気がしたとしても、全ては様々な原因や条件の様な「縁起」の繋がりを知り、何らかの方法で魂の強さを育てて行くと、聖邪の区別におののいたりはしないでしょう。
自分の意志、自分の魂を見つめて精査して、それが自分にとって正しい行いなのかを問いかけた答えが、自分を進ませる道を示すなら、嫉妬や怒りによる憎しみ、またそんなものによる生霊も、もはや自分の人生の敵ではなく、取るに足らない、軽く飛び越えられる小さな水たまりに過ぎないのだと、私は思います。
観普賢菩薩行法経(かんふげんほさつぎょうほうきょう)というお経の中に、こんな一節があります。
「何ものか是れ罪、何者か是れ福、我が心自ら空(くう)なれは、罪も福も主(あるじ)なし」と。
今日も読んで頂けましたことに、心よりの感謝を申し上げます。
近頃様々な理由で、ブログが途絶え気味となっております。
ブログを読んで下さる方々には、大変申し訳ありませんでした。
これからも努力して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
画像は青森県、南郷道の駅の向かい側にある建物でした。
異国の感じが素敵で、思わず撮影してしまいました。
今日のフィ−リングは、オフコースの「私の願い」、藤井風氏の「prema プレマ(サンスクリット語で、無条件の愛、神聖な愛という意味だそうです)」、James Hormer ジェイムス・ホ−マ−氏の「My Heart Will Go On マイ・ハ−ト・ウィル・ゴ−・オン from”Titanic” フロム”タイタニック”」かな

