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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

妙法蓮華経第十二番での考察


 
 妙法蓮華経提婆達多品(みょうほうれんげきょうだいばだったほん)第十二というお経は、いつも八大龍王のお宮や仏壇であげているものですが、この経の後半に出てくる幼い少女は、この八大龍王(仏教に帰依した八柱の龍王)の中の、沙伽羅龍王(しゃからりゅうおう)の娘のことであり、このお経の中にある2つのエピソードは、ネットの「日蓮宗ポータルサイト」によりますと、悪人提婆達多(だいばだった)と幼い龍女(りゅうにょ)の即身成仏の話です。
 その前に以前にも書きましたが、十界「地獄(じごく)界、餓鬼(がき)界、畜生(ちくしょう)界、修羅(しゅら)界、人間界、天上(てんじょう)界、声聞(しょうもん)界、縁覚(えんがく)界、菩薩(ぼさつ)界、佛(ぶつ)界」について少しお話をしたいと思います。
十界とは人の心のあり様を、10の世界に分けたもので地獄界から天上界までを六道(迷いの世界)、声聞界から仏界までを四聖(ししょう、悟りの境地)と言われています。(以上日蓮宗ポータルサイトより)
人はカルマを、修行しようと全く思わないまま人生を終えると、この六道を死に変り生まれ変わりを繰り返し、いつも迷いの境地に苦しむ事となってしまい、それでこの苦しみから抜け出し悟りの境地を得て、本当の幸福を手に入れるためには、カルマを修行によって消していくべきだと言われています。
人の心は移ろい易く、例えば五分前と五分後ではその心が、全然違った界にいるかも知れません。
人を慈しんだかと思えば、次の数分で失礼な態度をされたときなど怒り狂うこともあり、心は修羅界に堕ちて、血圧や血糖値のように乱高下することもあります。
 この経の中で言いたいことは、心が悟りの境地を得る事ができるのは、性別や悪人善人の区別なく、全てに開かれているということを表わしたいことであろうかと思います。
沙伽羅龍王の娘、八歳でありながらも非常に聡明な少女に対して、菩薩や高僧たちは、そんな小さな女の子が悟りを開くことが信じられなくて、議論を重ねるのですが、その時その龍女の「神の身」としての命とも言える、「宝珠」をお釈迦様に献上すると、仏はそれをすぐ受取り龍女はたちまち成仏しました。
そしてまわりの菩薩や高僧たちは、「女が成仏できるのか?!」と言って仰天するのです。
この経の流れには悪人としての存在や、能力がなく、何かを成し遂げるのが不可能だと思われていた人をも、成仏に導く縁となり、全ての悪人を意味する地獄の者たちも、救われるということがあります。
提婆達多品第十二ではこの経を信じる人は、三悪道(地獄道,餓鬼道、畜生道)に堕ちず、やがて仏前に生まれ変わると言われています。
成仏することは悟ることであり、仏の心を持つことです。
十界という、心の中の在りようの世界の、何処かに人々の心は存在しているのです。
龍女は神の身で、十界では迷いの世界である天上界に存在していたのに、宝珠をお釈迦様に献上することで悟りを得て、菩薩界に昇られたということです。
提婆達多品は女人成仏(にょにんじょうぶつ)の力を持っておりますので、特に悲しみの中で亡くなっていった女性、また不本意な死の下で旅立たれた女性たちのために、そのささくれだった思いや荒ぶる怒りの感情から、その御霊(みたま)が開放されることを願い、この経をあげることも出来ます。
 法華経は仏の教えの中でも最上級の存在と呼ばれ、大学院レベルの教えとされていて、実に「難解、難入(なんげ、なんにゅう)」で、それを理解して社会で生きる人間の実生活で、そのまま実践できるかと言うと、とてもそれは難しい訳です。
人々にはなにか良いこと幸せだと思えることが無ければ、生きる力も萎えてしまいますので、どんな素晴らしい経典でも、自分の中で消化出来ないとしたら、それは意味のないものになってしまいます。
それで法華経というその仏教の経典から、「南無妙法蓮華経 なむみょうほうれんげきょう」というお題目(密教として捉えても良いかと思います)を用いて、仏徳と神徳を引き出し、我々の日常における幸せや納得する心、また奇跡と呼ばれるような感動を引き出す事ができるとされています。
提婆達多品に描かれている龍女のエピソードは、女性にも立派に事を成し遂げる力が、あることを物語っています。
今までの長い年月、社会から締め出され気味だった女性の能力が、近年になって開放されつつあるという気がしておりますし、真の男女平等の概念を物語っているとさえ感じられて、私は特に法華経の中でもこのエピソードには、感じ入るものがあります。
 近年男女についての天皇論が、論じられていることが増えてきたように思いますが、どこかで誰か語っていた、「女性が天皇になると、国が弱体化される」様なことは、この経を読んでいくなら考えにくいと、私は思います。
 今日も読んで頂けましたことに、心よりの感謝を申し上げます。
どうも有り難うございました。
 画像は前回つぼみだった木瓜の花が、咲いた様子です。
凄く風が強い日で、桜の花はたくさん風に舞い降りていまして、季節が過ぎゆくようで少し寂しさを感じました。
木瓜は一番先に春を呼ぶ花と言われておりますが、あの風の中でもしっかり咲いており、何だか心強く感じました。
 今日のフィ−リングは、NSPの「弥生冷たい風」、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)氏の「Heal The World ヒ−ル・ザ・ワ−ルド」かな
NSPの曲は、友人から推薦して頂いたものです。
ご協力に、とても感謝しております。