世界が平和になりますように あなたが幸せでありますように
人には「タイミング」が悪い時があります。
そんなつもりで言ったことではないのに、大きな誤解から生じた、不評の対象として結論付けられるようなことや、交通事故でも、災害でも人の状況にお構いなしに生じてしまうものです。
中でも自分が放った一言によって、相手がこの世から去ってしまうことは、その人生において「忘れられない」などと、単純に表現できるはずもないほど重大で、拭いきれない後悔と苦しみの中で、時が流れていくものでしょう。
人の心はいつでも静かに流れる小川のような状態にいる訳でなく、言いようのない怒りに満ちた刻(とき)があります。
そんなとき相手が少しでもササクレだった言葉を投げかけて来た時、売り言葉に買い言葉となり、もはや穏やかな表現を使えなくなることも多いでしょう。
そのとき相手がもし心の病を患っていたとしたら、もしかするとその人の生きる希望が、失われてしまうことがあるかも知れません。
元気な者同士なら激しい口論の末でも、またコーヒーやスイーツを楽しめる機会もあるでしょうが、相手が心の病であった時、その機会は永遠に失われてしまうかも知れません。
人々の多くは、誰が心の病かを知らずに毎日暮らしています。
自分が心の病であることは、他人に知られたくない方々も多いと思います。
遠い昔このようなことを、人伝(ひとづて)に聞いたことがあります。
ある日喧嘩したその翌日、自ら命を絶った方、親子喧嘩でその後病気が急変して、お亡くなりになられた親御さま、朝その人が外出する時、思いやりのない言葉をぶつけてしまった日、その日に事故で帰らぬ人となられたとか、聞いていても、その後どうしたら良いのか分からなくなるほどの悲しみが、この世にはたくさんあるものなのだと思いました。
冷徹な言い方ですが、亡くなってしまったことは、それ以上仕方のないことです。
同次元にはもう二度と居られなくなることも、楽しく笑い合うこともないかも知れませんが、それでも人々にはいつか、希望の光は差し込むものです。
相手が死んでしまうなんて、決して望んだものでないのに、自分の発した言葉に思いやりが無かったと自覚する時、自分自身を罰してしまうこと以外出来ないことが、これからの人生を、未来あるものと、考えられなくなる方もいらっしゃるかと思います。
それは確かに、取り返しのつかない様に感じる悲しみであります。
それでもプツリと切れた「同次元の交流」であっても、それは次の人生への約束ごととなります。
残された方が後の人生を続けてこの世を去ってから、その魂の次の人生が始まるとき、その人と必ず出逢うはずです。
何故なら、私達にはカルマがあるからです。
不思議なことに、カルマは良いイメージが少ないですが、そのカルマの縁でまたその人に出逢うのです。
そしてその時、互いに心を修復出来るチャンスがあります。
必ずまた会って和解を保ち、途中で頓挫した心の交流を果たす日を待ちましょう。
そのためにこの世に残った方は、残りの人生を確かな足取りで、一生懸命生きて行かれることをお勧めいたします。
人生とはそういった前世やその前の前世で叶わなかった「修復」が叶うものでもあります。
時折愚かである私達にも、そのような機会を与えて頂けるものであるなら、生きていく希望も生まれて来ますね。
今日も読んで頂けましたこと。心より感謝致します。
画像は、皆が一方向を向いている、うみねこの群衆です。
「なんかあの雲怪しいね」などと言っているのでしょうか。
今日のフィーリングは、高橋洋子さんの「心よ原始に戻れ(2020)」、Gipsy King ジプシー・キングの「Un Amor ウ−ン・アモ−ル」、Cold Play コールド・プレイの「Life In Technicolor!! ライフ・イン・テクニカラー 天然色の人生!!」かな