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瑞光天とは- about -
瑞光天とは

Amazing Grace アメイジング・グレイス


 先日友人からDVDを頂いて、その中に「アメイジング・グレイス」を色々な方が歌っているシーンが有りました。
それぞれのシンガーがそれぞれの個性で歌うのですが、その想いがたった一つのことに帰着するとき、涙がとめどなくあふれてしまい、「神の愛」の中にある、人類共通の道筋を感慨深く味わいました。
 人はそれぞれの人生において、それぞれに違った苦しみの下で生きるように、なっているかと思います。
生まれたときから人生の終わりまでの間に、何度も「何でこんなに苦しいの?、悲しいの?、辛いの?」という問いを、虚空に放ったのではないかと思います。
人生の途上では、与えられた名前を持って、色々なものにぶつかり傷を負い、痛い思いをしながらそれぞれの道を歩き続けますが、子供の頃から環境によっては、身近に神仏の存在があった方は、むしろ幸せではなかったかと推測することが出来ます。
そのような人は、自分の人生を途中で投げてしまうことが、少ないであろうと思いますし、超えられないように感じる日々の中で、何かしらの救いのサインを得ることも多いからです。
 私はキリスト教系の学校にいたときも、仏教徒でなかったときは一日もありませんでした。
聖書を学び讃美歌を歌っても、朝起きたら仏壇にお線香をあげて、一日が始まる仏教徒でした。
ある時テレビを見ていて、禅宗の仏教寺院で坐禅している外国人を取材した番組の中で、その方が、「何故かここに座ると私の神に深い想いを馳せ、信仰も深まります」、とおっしゃっていたのを覚えています。
私も同じように、神を賛美する歌の中で、仏の世界に対しての想いが、春の景色のような穏やかな心地良さとして捉えられるような、「もっと深い愛」とでも申しましょうか、そういう理解が始まっていくのは本当に不思議でした。
聖書の言葉もなんら違和感もなく、心に染み入ってきたのを覚えています。
 この世に、宗教的区別はあって良いと思います。
一つの宗教を立てるために何かの土台があり、その土台となる人々の命があり、その上に立てていく「真理」への道筋の厳しさがあり、その厳しさの中から、不思議に人生の厳しさ辛さの存在が理解出来て、その理解は、人生を生きていく為の大きな助けとなるはずです。
それは逆説的のようですが、「苦しみを苦しみで消す」ということの中に、「真理を得る為の意味を理解する」ことがあれば、その人生は終わりまで「その人の生きるべき本当の道」となります。
その時味わった、「悔しさ、哀しさ」のような逆風の痛みは、天が自分に与えた「愛」であることを理解できたとき、心新たにその人生に対峙することが出来ます。
至難の道かも知れませんが、その「辛い事象」は、自分が本当に幸せになれるためは「欠けているもの、必ず治すべき何か」、のためにあることが多いのでしょう。
心を素直にして、もう一度冷静になって歩き始めるとき、実は本当に大きな「天からの愛」が背中を押していることを、人は知るべきなのかと、私は思います。
 今日も読んで頂けましたこと、心よりの感謝を申し上げます。
また、DVDを下さった心優しき友に感謝致します。
 画像は家の外宮(そとみや)の側に、昔からある木です。
名前が分かりませんが、夏頃から真っ赤な実を付け、お日様が当たると本当に綺麗です。
こんな黄金色になったのは、初めて見ました。
 今日のフィーリングは、Al Di Meola アル・ディ・メオラ氏の「アルディズ・ドリーム・テーマ」、陣内大蔵(じんのうちたいぞう)氏の「Destiny デスティニー」、同じく「Amazing Grace アメイジング・グレイス」かな