カルマをどの様に返したら良いでしょう
毎日が忙しく慌ただしく、時間が流れているような日々は、多くの方々が経験されていることでしょう。
仕事のことも人間関係のことも精一杯で、「他のことをいちいち考えている余裕などない」といった、切羽詰まった状況があるかも知れません。
毎日の仕事や学業や、家庭内の安定に気を配ったりすることも、それはカルマに対しての修行であり、そのように目前にあることに対して、何らかの努力と実践(行動)をすること自体が、立派な修行であるはずです。
時には神社や仏閣などを訪れ、素の心で境内の中にある自然を感じることや、風の音を聞いたり、人間以外の生物の「命」について感じてみるのも、魂の新陳代謝を促進することにもなるでしょう。
しかしながら以前、伊勢神宮に参拝させて頂いた折、案内人の方からお聞きしたことがあります。
「木に触れていく方が多くて、見て下さい、この木は人の手が触れることによって、この様に表皮が剥がれてきたのですよ」と悲しげにお伝え下さいました。
「黙って木々を見ているだけでも、その「気」を受け取れるものなのですが、どうしても直接触れたくなるのでしょうか、何百人何千人の手が触れていくもので、木は表皮を痛めてしまうことが多いのです」とのことでした。
そのことから感じられるのは、恐らく参拝なさる方々は木を傷める気など毛頭ないはずですが、そのことにはむしろ気付かず、木から「何らかの良い知らせ」を、受け取りたいだけなのかも知れません。
この様に、そんなつもりはなかったのに、結果的には何らかの不備を起こしてしまうようなことは、この世にたくさんあるかも知れません。
それ故日々の暮らしの中で、自分の取った行動や人に言ったことや、考え方のことについても見返したり思い出してみる時間も、大切なのかと思います。
多くのことは、心より謝罪を天にお伝えすれば、許されるかも知れません。
例えば何らかの事情によって、多くのお金が入って来たときは、カルマを少しでもお返しするチャンスが訪れているときです。
その中から募金箱に入れたり、美味しいお菓子を買ってきて仏壇にお供えしたり、お墓参りの際、香りの良い少し高価なお線香を焚いたりする事も、大切なことでしょう。
多くの方々は仕事やおつきあいの際、支障を来すという理由で、香りの立ち昇るお線香を嫌がりますが、お線香に出来ることはとても多いのです。
自分や家族だけでなく、他の人の心をも回復させることが出来、人々の運命や未来を開いていきます。
お線香をあげるという行為は、少しの説明では足りないほど、多くの良いことをもたらします。
自分自身の怒りや悲しみや迷いを、鎮めてくれることが多いのも、有り難いことです。
「気付き」の力を下さる、良い香りに包まれて、是非幸せを掴んで頂きたいものです。
今日も読んで頂けましたこと、心より感謝申し上げます。
画像は青森県八甲田山の地獄沼です。
今年になって初めての八甲田山でした。
この沼の名前は凄いのですが、この日は穏やかに晴れて、空の青さが水面の色を映えさせていました。
ここは聞いたところに依ると、底なし沼だそうです。
聞いた話ですので本当かどうかは分かりませんが、綺麗な色彩がなお一層、この沼を恐ろしく神秘的なものにしているような気がします。
今日のフィーリングは、高橋洋子さんの「罪と罰 祈らざる者よ」、川井憲次氏の「選択 (WOWOWオリジナルアニメ 火狩りの王より)」、GIPSYKINGS ジプシー・キングスの「Bammbole’o バンボレオ(スペイン語で揺れる、グラグラするという意味です)」かな